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工房日誌diary
#リペア

最上箪笥のリペア その1

百年以上の長い時を経た時代箪笥。
入荷した時にはほぼ全ての箪笥が割れや傷、汚れなどが多くリペアが必要な状態です。

こちらのページでは、先日入荷した最上(もがみ)箪笥のリペア作業の一部をご紹介いたします。

先日入荷した、山形産の最上箪笥のリペア作業に取り掛かります。

まずは箪笥全体の状態を確認し、全ての錺(かざり)金具をひとつひとつ外します。
錆びた釘は、抜こうとすると釘の頭だけ取れてしまったりと苦戦する場面も多いですが、一本ずつ丁寧に抜いていきます。

百年以上の時を経た時代箪笥は、木材が収縮を繰り返し割れてしまっている場合が多々あります。
このような箇所は、箪笥を板に分解し割れの部分の断面を整えて、そこに新たに木材を差し込み接着して補修します。

時代箪笥には、木釘という木製の釘が使用されています。
中には長い時間を経て緩んでいるものがあるため、状態を確認しながら新たに木釘を打ち込み、箪笥全体の締め直しを行います。

箪笥表面の浅い傷や経年で劣化した塗装などを鉋で削り、木部を整えます。
この鉋掛けの作業で、劣化した箪笥の表面に素材の新しい面が現れ、見違えるほどきれいになります。

この削り直しは、本体から背板や抽斗(ひきだし)、底板に至るまで全て無垢材でつくられているから出来ることです。

つくられてから百年以上経ったこちらの箪笥。
今回のリペアで蘇り、またこの先も新たな生活の中に溶け込むことを想像しながら、一鉋ごとに心を込めて削ります。

模様

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