桐のサイドボード

桐の小ぶりなサイドボードです。古い桐箪笥をリメイクしています。

　

こちらが元々の状態。

　

今回のリメイクで、上部の引き違い戸をガラスに変更しています。また、新たに製作した脚を取り付け、本体を床から浮かせました。背板は杉の無垢材で、経年により割れがあったため埋木で補修しています。

　

本体は桐の無垢材でつくられています。全体を研磨して、経年の汚れや細かなキズなどをできる限り削った後に、“うづくり”という草の根を束ねた道具で木目をこすり、桐材の表情を豊かにしています。その後家具用のワックスを塗って磨き上げており、表面には優しい艶があります。

　

上の部分は角を落とし、丸みを付けて優しい印象に仕上げました。

　

脚はベースを白、脚先を赤の塗装仕上げで、赤い靴下を履かせたようなデザインです。配色のイメージは日本画の鶴を参考にしています。

　

上段はガラスの引き違い戸の収納スペース。その下には引き出しが横並びで３杯。一番下は幅いっぱいの引き出しが１杯あります。

　

内部は杉材。表面を研磨してクリーニング済み。

　

金具は一度全て取り外して磨き上げています。

　

こちらのサイドボードには、鍵が一本付属します。鍵穴は、丸い金具を右側にスライドさせると現れます。中段の真ん中の引き出しと、下段の引き出しの二カ所に共通でご使用いただけます。

　

サイズ感。高さが805mm程度です。