水玉の小箪笥

水玉の小箪笥が仕上がりました。

　

こちらが入荷時、リペア前の状態です。古びた砥の粉仕上げ。

　

全体を研磨して桐の木地を出し、構造の緩みや割れを補修。引き出しの調整をした後に、右の側板から正面にかけてゴールドの水玉模様をプラスしました。

　

サイズ感。高さ475mm程度です。

本体は桐の無垢材。研磨することで、桐のあたたかい木目が現れました。桐材をそのまま無塗装で仕上げとしています。汚れや水分には弱いですが、素材本来の見た目や手触りが味わえる仕上げです。

　

ゴールドの水玉模様。

シンプルな小箪笥に個性的なキャラクターを。

　

バランスを見ながら、水玉の配置をデザイン。

全体をマスキングした後に水玉をひとつひとつくり抜き、ゴールドの塗装を吹き付けて仕上げています。

　

引き出しは４杯。スムーズに開閉可能です。底板はシナ合板で新しく張り替えています。一番下の引き出しに鍵穴がありますが、鍵はありません。

　

引手は磨いて仕上げました。

　

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