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商品紹介products
#テーブル

極上の逸品

花梨のローテーブル

希少な花梨の瘤材を使用したローテーブル。
古い座卓に使われていた一枚板を磨き上げ、新たに脚を作り換えてリメイクしています。
ぎっしりと詰まった深みのある瘤杢と、ぐるりと一周した天然肌、重厚で厚みのある最上級の逸品です。沸き立つ杢目は吸い込まれそうな奥行きを感じさせ、赤身と白太のコントラストも強く、まさに極上の一枚です。

模様

商品詳細

商品名 花梨のローテーブル
品番 C1286
サイズ 幅1155×奥行800×高さ385(mm)

花梨の瘤のローテーブル。

 

天板は元々4本の脚がついた古い座卓だったもの。今回脚を新たに作り換え、天板を磨き上げて仕上げました。

 

サイズ感。自然素材の天板のため場所により誤差がありますが、高さは385mm前後です。

 

天板。花梨瘤の極上の逸品です。

瘤(こぶ)とは、木の成長過程で幹が膨れ上がってできるもので、その部分を輪切りにした素材には「瘤杢(こぶもく)」と呼ばれる独特な杢目が現れます。

花梨(かりん)材は木目が美しい銘木として知られており、東南アジア一帯が産地の木材ですが、近年は伐採規制によりその数は極端に減っており入手が困難になっています。その中でもこちらの瘤は特に珍しく、大変希少価値の高い素材として扱われています。

瘤材はその杢目の美しさにより、古くから座卓や衝立、花台や仏具などに加工され、高級品として流通していました。

比較的最近ではペンの柄などに加工されたものも見かけますが、天板ほどの大きさとなると、どこかで保管され長年眠っていたものや中古の座卓などでなければ、新たに入手するということは非常に難しいでしょう。

 

元々比較的状態の良い天板でしたが、やはり長年使用されていた座卓の天板のため表面が劣化して、ぼんやりと曇った状態でした。

今回のリペアでは機械と研磨剤を使用し、天板を磨いて仕上げています。研磨剤を粗目から細かな目のものに替えながら、繰り返し繰り返し磨き表面をつるつるピカピカに磨き上げました。天板には最終仕上げの拭上げクロスが映り込んでいます。

時たま中古市場に出る花梨瘤の座卓は、そのほとんどが数十年使用されているものです。引っ搔いたような傷があったり、表面のコーティングに割れがあったり、劣化でムラになっていたりで補修不可ということが多いです。今回の天板にはそうした大きなキズや割れなどが無く、加えて丹念に磨き上げています。

 

写真に写しきれない程度の細かなキズはあるものの、これだけ状態の良い花梨の瘤の天板に出会うことはまず無く、状態の良さは最上級といえるでしょう。

 

花梨の瘤材の価値は、大きさや厚み、杢目などの木の質や状態の良さによって左右されます。今回の材の状態については前述の通りで、大変良好です。

大きさは最大級のもので2メートル×2メートル程度が存在しますが、今回の花梨は幅1155×奥行800ほどで、中程度の扱いやすいサイズです。最大級で厚みのあるのものは男性2名では持ち上げられないほどの重量になりますが、今回のものは2名であれば運べます。

厚みは場所により違いがあり73~85mm程でずっしりと重厚、厚い部類に入ります。

木の質については、天然肌(樹皮)と白太(赤身周辺の黄みがかった部分)がぐるりと切れずに周っているものが最上とされています。これはそもそもの素材の個性と、木取りの際のカットの仕方で変わってきます。きれいなバランスの素材となるかどうかは木取ってみないと分からないところがあり、貴重な瘤材の中でも美しいバランスの素材は更に希少です。

 

こちらは当工房でストックしている別の花梨瘤の天板です。比較のため、ご覧ください。

こちらも良い素材ですが、白太が途中で切れていますね。白太は木の外側に近い部分で、赤身は木の中心部分になります。そのため基本的に白太と樹皮はセットで、赤身に樹皮はありません。上の写真をみると赤身の部分の木端(天板側面)もぼこぼこしていますが、これは天然肌を模して人工的につくられたものです。

 

こちらはまた別の花梨の瘤。白太の部分が不明瞭で白太の幅も不揃いです。赤身の木端は人工。天板は白っぽくくすんでいます。

 

もう一例。周長の半分弱ほどはギリギリ白太と天然肌が残っていますが、パッと見た感じはほどんど赤身に見えますね。こちらの木端も加工されたものです。また、これらの天板の厚みは35~40mm程度です。

 

そして今回の天板。比較してみるとその違いがはっきりと分かります。

自然のかたちそのままのごつごつとした樹皮がぐるりと一周しています。白太も切れることなく、また幅も均一できれいに周っています。材の厚みもあり大迫力です。

そしてこの杢目。

普段目にする木目とは全く異なる、瘤杢(こぶもく)です。天板全体にこの特徴的な杢目がびっしりと詰まっています。

天板は平らですが、沸き立つような杢目には立体感があり吸い込まれそうな美しさ。赤身と白太のコントラストも強く、まさに極上の一枚です。

 

そして脚について。こちらは元々座卓だった時についていた脚ですが、今回はこれを取り外し、新たに作り換えています。

 

新しい脚は天板のかたちのまま内側に15cm程内側に入れ、有機的なフォルムで製作しました。仕上げは艶のあるブラックの塗装でモダン。

 

裏面。元々の脚をはめ込むための穴が残っている箇所がありますが、通常使用する際には見えず、また強度的な問題もありません。

 

最上級の花梨の瘤を使用した、ローテーブル。艶めく様は、まるで大きな宝石のようです。これほど美しく、状態の良い素材は今後出会う機会が無いかもしれません。

贅沢なソファーテーブル、コーヒーテーブルとしていかがでしょうか。下のボタンから、オンラインショップの商品ページをぜひご覧くださいませ。

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